ウエーブレングスは2つのチームに分かれてターゲットの位置を予想する2~12人用のゲームです。チームのうち、1人がサイキックとなり、高得点を取ってもらえるようなヒントを考えます。チームメイトはそのヒントがスクリーン上のどの位置にあるかを予想します。
作者はティーフェンタールの酒場、ザ・マインド、クアックサルバーなどを手がけたWolfgang Warsch(ヴォルフガング・ヴァルシュ)です。
ウェーブレングスについて
まず、2つのチームに分かれます。
波長カードをセットして、サイキック役の1人がスクリーンの中身を確認します。半円状のスクリーンには4・3・2といった得点が円グラフのように書かれています。
波長カードには「熱い・冷たい」といったお題が書かれているので、左端が熱い、右端が冷たいだとしたら、4点の位置に当てはまるものは何かを考えます。
思いついたらスクリーンを閉じます。スクリーンはハンドルを動かすことでカバーされて、得点が見えなくなります。
そうしたら先ほど思いついたヒントを発表します。
チームメイトはそのヒントがスクリーン上のどこにあるのかを予想し、ここだと思うところにゲージを合わせます。敵チームは4点の位置が今差したところよりも右側にあるか左側にあるかを予想できます。
両チームが予想できたら解答を確認します。ゲージが得点の位置にあれば、数字分の得点が入ります。また、敵チームも予想が当たっていれば1点が入ります。
サイキック役を交代して、上記を繰り返し、先に10点に到達したチームの勝利です。
お互いの感性が合うのかが重要
お互いの感性が合わないとなかなか上手くいかないパーティーゲームです。右端や左端といった位置だとヒントが出しやすいのですが、やや右、ちょうど45度あたりになると、かなり難しくなります。
今回は4人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで20分ほどでした。スムーズに得点が取れたので、あっさり終わりましたね。
見所はコンポーネントのギミックです。
これが良くできていて円状のタイルを回すことで毎回得点の位置がランダムになります。隠した状態で回すため、どこが何点になるかは開けてみないとサイキックも分かりません。
また、これのおかげで準備も簡単で、箱からこれを取り出して、波長カードを1枚引けばそのままゲームが開始できます。セットアップに時間がかからないので、ちょっとした合間にすぐに始められるのも魅力の1つです。
今回は4人で遊びましたが、チーム戦であることを考えると6人以上で遊ぶのがよさそうです。
ちなみに少人数で遊ぶための協力モードも用意されています。こちらは全員で協力して何点取れるかに挑戦します。そのため、2人であっても遊ぶことが可能です。
ルールも簡単なので、これからオープン会などで活躍しそうなゲームです。
タイトル | Wavelength |
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発行年 | 2019年 |
プレイ人数 | 2~12人 |
プレイ時間 | 30~45分 |
デザイナー | Alex Hague, Justin Vickers, Wolfgang Warsch |