ボードゲーム

[ボードゲーム] ワイアームスパン 紹介

ワイアームスパン
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「ワイアームスパン」は、ドラゴンの研究者として、洞窟にドラゴンの聖域を作り上げる1~5人用のゲームです。「ウィングスパン」のシステムを踏襲しつつ、さまざまな要素が加わったゲームに仕上がっています。

ワイアームスパンについて

ボードゲームのワイアームスパン

各プレイヤーに個人ボードを配ります。

個人ボードには「真紅の空洞」「黄金の岩屋」「紫水晶の深淵」の3つの洞窟が描かれています。各列に4匹ずつドラゴンが入るようになっているため、合計16匹が飼えます。

ドラゴンはどの洞窟に住めるかが決まっています。(どこにでも住めるドラゴンもいます)

それぞれの洞窟は1つ目(左端)はすでに空いているのでそのままドラゴンが飼えるのですが、それ以降は掘削する必要があります。

ほかに今回使用するギルドタイルや目標タイルなどを準備します。

ゲームは全4ラウンドです。各ラウンドは一手番ずつを繰り返し、すべてのプレイヤーがパスをするとラウンド終了です。

手番でできるアクションは3種類です。
どのアクションを実行する際にもコインが必要になります。

アクションの種類

掘削

まだ掘られていない洞窟に洞窟カードを配置します。洞窟カードにはさまざまな効果があり、配置したときに効果を実行します。

手懐け

ドラゴンカードを洞窟に配置します。その際、ドラゴンカード左上に描かれたコストが必要です。また、ドラゴンが適応する洞窟に空きスペースが用意されている必要があります。

ドラゴンカードに書かれている効果は「プレイしたとき」「ラウンドに1回」「ゲーム終了時」「探検したとき」と起動タイミングが異なります。

探検

3つの洞窟のうち、1つを選んで左から効果を発動させていきます。真紅の空洞はエサを、黄金の岩屋はドラゴンカードを、紫水晶の深淵は洞窟カードを得られるようになっています。

ラウンド中に同じ洞窟を探検する場合は、追加コストとして卵が必要です。

また、探検はラウンド中3回までしか行えません。

ドラゴンギルド

ボドゲのワイアームスパン

ワイアームスパンで新たに加わった要素です。ゲーム中、ギルドアイコンを獲得すると、マーカーを進めることができます。

それぞれのマスには何が得られるかが描かれており、半周するとギルドにマーカーが置けるようになっています。そのときに使用するギルドタイルによって、得られる効果が変わります。

マーカーが置けるマスは限られているため、どこから配置するかを考えなければなりません。

目標

ラウンド終了時、指定された条件の順位によって得点が加算されます。

目標はゲーム開始時にすべて明らかになっているため、先を見越して準備できるようになっています。

ゲームの終了

4ラウンドが終わるとゲーム終了です。

最終得点計算を行い、もっとも合計点が多いプレイヤーの勝利です。

ウィングスパンの派生

ボドゲのワイアームスパン

ウィングスパンは基本のみしかプレイしたことがありませんが、個人的にはこちらのワイアームスパンのほうが好みでした。

ウィングスパンはエサのダイスに恵まれないと、どうにもならないことがあるのですが、ワイアームスパンは欲しいエサがもらえるため、その分のストレスがなくなっています。

また、洞窟やギルドなどでも、エサやカードがもらえるため、手詰まりになりにくくなっている印象でした。

今回は4人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで2時間半ほどでした。ドラゴンカードも洞窟カードもすべてテキスト効果なので、初回はどうしても時間がかかりますね。

手番でできることは3種類なので、やること自体は難しくありません。ドラゴンを置くほど、探検が奥まで進めるようになるため「掘削→手懐け→探検」を繰り返していくのが基本的な流れです。

ドラゴンの中には探検時に起動する効果もあるため、カードが得られる洞窟を進みつつ、エサも獲得といったこともできるようになっています。そのため、どのドラゴンをどの洞窟に置くかも悩ましいポイントです。

相手を攻撃する要素はありませんが、相手に何かを与える効果はあります。(自分が3つもらって、ほかプレイヤーが1つのような)

そのため、インタラクションとしては、ギルドタイルへのマーカーの配置、目標タイルの順位が主となるため、どちらかというとソロプレイ寄りです。

基本的には自分が好きなように進められるため、ストレスなくプレイできます。

ドラゴンは180種類以上登場するのですが、プレイ中はほぼテキスト効果ばかり読んでいるため、ドラゴンの名前はほぼ覚えていません(笑)

ウィングスパンだとちょっと物足りないという人にもおすすめのゲームです。

BGGでのWeightは、ウィングスパンが2.47でワイアームスパンが2.80なので若干、ルール的にも複雑になっています。

タイトル Wyrmspan
発行年 2024年
プレイ人数 1~5人
プレイ時間 90分
デザイナー Connie Vogelmann
BGGリンク Wyrmspan | BGG
ABOUT ME
ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。