ヤバラス(Yavalath)は2~3人用のアブストラクトボードゲームです。自分の色のコマを4つ並べると勝ちなのですが、3つ並べてしまうと負けになります。3つと4つが同時に並べられた場合は勝ちです。
ヤバラス(Yavalath)について
2人で遊ぶのが基本なので、そちらのルールを説明します。
白か黒、どちらかの色を選択してそのコマを受け取ります。
ゲームボードは1辺が5マスの六角形で、それぞれのマスも六角形です。
白を選んだプレイヤーが先手になります。
ボード上の好きなマスにコマを1つ置きます。このとき、先手の有利をなくすために黒プレイヤーは担当する色を交換しても構いません。(入れ替えオプション)
あとは交互に1つずつ好きなところに置いていくだけです。
以下のいずれかの条件を満たすとゲーム終了です。
- 自分の色のコマを4つ以上並べると勝利。
- 自分の色のコマを3つ並べると敗北。ただし、同時に4つができていれば勝利。
- 勝敗が決まらないままボードが埋まったら引き分け。
コンピューターが考えたアブストラクトゲーム
驚きなのがこのヤバラスのルールを考えたのがコンピュータープログラムであるということです。
ヤバラスはLUDIというコンピュータープログラムによって考えられ、これ以外にもいくつかのゲームを開発しています。
実際に遊んでみると、よくできたルールで感心します。
4つ並べれば勝ちですが、3つ並べると負けです。
そのため、2つと1つといった形で間を開けておき、4つ並べることを目指します。
と、やる前までは思っていたのですが、実際に何度かやってみると相手に3つ並べさせて勝つといったケースが多かったです。
もちろんルールに慣れていないということもあるでしょうが、どんどんリーチをしかけていき、相手がそれを阻止するしかない状況に追い込み、そこで相手に3つ並べさせるという決着が何度か続きました。
それではマズいと分かっていつつも「あれ?またこのパターン」となるのが、何とも不思議でした。
5戦目くらいでようやく長期戦になったのですが、そのときは3つと4つの同時成立で勝敗が決まりました。これはなかなかの良い勝負でしたね。
今回わたしが購入したヤバラスルール集(Yavalath&Co.)では、このゲームの他にも同じコンポーネントを使って15種類のゲームを遊ぶことができます。
他のゲームを遊んだら、また紹介記事を書くつもりです。