ヤギ戦争は1枚ずつ順番にカードを出していき、もっとも大きな数字を出した人がカードを獲得するトリックテイキングのようなゲームです。カードには1~5個の黒いヤギのマークが書かれており、その獲得数を競うのですが、一定数を越えてしまうと0点になってしまいます。
ヤギ戦争について
カードは1~50の数字が書かれたものと、2つの数字が書かれた丘カードの2種類です。それからヤギのトークンが1つあります。
1~50までの数字のカードを手札として各プレイヤーに8枚ずつ配ります。あまったカードは使用しません。
丘カードはシャッフルして山札にします。
スタートプレイヤーから順番にカードを1枚ずつ出していきます。全員が1枚ずつ出したら、もっとも大きな数字を出した人がそれらのカードを獲得します。このとき、もっとも小さい数字を出した人が丘カードを1枚めくり、2つのうち、今回どちらの数字を使用するかをヤギのトークンを置いて決定します。
今度はカードを獲得した人が好きなカードをプレイします。
これを4回繰り返すと4枚の丘カードが場に出ます。
この数値の合計が、このラウンドで取れるヤギの上限値になります。
以降はそのままカードをプレイしていきますが、後半は丘カードはめくりません。
これをすべての手札がなくなるまで繰り返します。
最後に獲得したカードに書かれたヤギの数を合計して、もっとも多い人の勝利です。ただし、上限値を超えてしまった人は0点になります。
場の見極めが重要なシンプルなカードゲーム
まず、ヤギのイラストが凝っていますね。魔法使いのようなものや大男、仙人のようなものなど、さまざまなヤギが描かれています。
10、20、30、40、50のカードはオレンジ色になっていて、ヤギが5個描かれています。このカードを上手いこと利用して、一気に数を集めたり、相手の数をオーバーさせたりしていきます。
自分がたくさん取れそうならば上限値を大きく、取れなさそうならば小さく設定していくのですが、そうそう思い通りにはいきません。
その辺の取った取られたのやり合いが楽しいカードゲームです。
ただし、手札運はかなりあります。大きな数字ばかりを持っていると、ほぼ確実にオーバーさせられます。
一般的なトリックテイキングと違い、スートや切札があるわけではないので、こうなると駆け引きのしようがありません。
この辺り、もう少し救済ルールがあればなと感じました。