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[ボードゲーム] 1955:冷たいスパイの熱い戦い

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1955:冷たいスパイの熱い戦いは冷戦がテーマの2人用ゲームです。赤と青の2つの勢力に分かれて各国の支配権を争います。

1955:冷たいスパイの熱い戦いについて

冷戦時の勢力争いというと、まず思いつくのがトワイライト・ストラグルです。こちらは2人用ゲームの傑作でBGGでも長い間1位でした。

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しかし、トワイライト ストラグルはカードの種類が多く、ルールも決して優しいものではありません。なおかつ、時間もかかるということで気軽にできるゲームではありませんでした。

それに対し同様のテーマを扱っていながら、1955はだいぶコンパクトにまとまっています。支配権を争うことになる各国が描かれたボードは両面仕様となっており、片面は短縮プレイ用となっています。

手番に行うことはカードをプレイすることだけです。

ただし、同じカードでも使い方が2種類あります。1つはカードに描かれた効果を適用する特殊アクション、もう1つは国旗と影響値を使う影響アクションです。この、1つのカードで2通りの使い方があるというのもトワイライトストラグルっぽいです。

また、カードによっては相手の行動をブロックできるものもあります。そういったことをしながら徐々に自国側への影響値を上げていきます。

手番を交互に繰り返し、

  • ひとりのプレイヤーが任意の3つの国を安定させた
  • ひとりのプレイヤーが相手の本国を安定させた

上記2つのいずれかの条件を満たすとただちにゲームが終了します。条件を満たしたプレイヤーがゲームに勝利します。

簡易版Twilight Struggle

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テーマといい、カードの使い方といい、簡略化したトワイライト ストラグルのようなイメージです。

基本的にそこまで差がつかないので、常に取りつ取られつのジリジリとした影響値争いが行われます。カードに言語依存はありますが、特殊アクションは15種類しかないので、そこまで難しくはありません。アイコンも描かれているので直感的に分かるものも多いです。

ただ、どのカードがどのカードをブロックできるかが分かりづらいので、ある程度の慣れが必要かもしれません。

それさえ理解できればカードによる駆け引きが楽しめる2人用の良作です。時間も慣れれば30分ほどで終わるので2人用ゲームとしてもおすすめです。カードのイラストの雰囲気もいいですね。

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ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。