KeyForge(キーフォージ)は2人用のカードゲームです。従来のTCG(トレーディングカードゲーム)やLCG(リビングカードゲーム)とは多くの部分で異なっており、かなり個性的なゲームになっています。作者はマジック・ザ・ギャザリングを手がけたリチャード・ガーフィールドです。
KeyForgeの特徴

AIによって作成された構築不可、唯一無二のデッキ
KeyForgeのデッキはAIによって作成されています。
一般的なTCGでは、ブースターを購入してデッキを強化していきますが、KeyForgeにはブースターが存在しません。すべてが36枚のデッキになっており、それで完結しています。
すべてのデッキにオリジナルの名前がついており、カードにもその名前が書かれているため、そのまま遊ぶことが前提になっています。
ちなみに販売されているデッキ、すべてが異なる構成で、1,000円程度で買うことができます。
TCGでいうところのブースターを買う感覚で、新しいデッキを買うというわけですね。
カードにコストがない
TCG、たとえばマジック・ザ・ギャザリングでは土地カードをプレイすることで、クリーチャーやアーティファクトが召喚できるようになります。
シャドウバースやハースストーンといったDTCGでは、だんだんとマナが増えていき、徐々に強力なカードをプレイすることができるようになります。
KeyForgeにはそういったコストがありません。
序盤から強力なクリーチャーを出すことができます。
ただし、だからといってすべてのカードが自由に使えるわけではありません。
すべてのデッキには3種類のHOUSE(部族、種族)が12枚ずつ入っています。
手番では、そのターンでどのHOUSEを使用するのか宣言します。選んだHOUSE以外のカードはプレイできませんし、戦闘や能力の起動などもできなくなります。
デッキのリシャッフル
ほとんどの2人用カードゲームでは、山札が枯れるとゲーム終了になります。
KeyForgeでは山札が枯れた場合、捨札をリシャッフルして、新しい山札を作り直します。そのため、デッキ枯れによる決着がありません。
また、カードのドローも1枚ずつではなく、手番終了時に手札が6枚になるように補充します。
ゲームの目的
KeyForgeでは、相手プレイヤーを倒すことが目的ではありません。
ゲームの目的はアンバー(Amber)を集めて、キー(Key)をフォージ(Forge)することです。
KeyForgeにはアンバートークンがあります。これはカードをプレイしたり、能力を起動することで獲得できます。
また、各プレイヤーは3つのキートークンを持っています。
手番開始時、6つ以上のアンバートークンを持っていると1つのキーがフォージされます。(6つを消費してキートークンを裏返す)
こうして3つのキーを最初にフォージしたプレイヤーの勝利です。
バトルライン(Battle Line)の存在
プレイされたクリーチャーは一列に並べていきます。
新たにプレイしたクリーチャーは右端か、左端に並べていきます。
この並べ方にも意味があり、クリーチャーによっては隣接するクリーチャーに影響を及ぼすものや、端にいると効果を発揮するものなどが存在します。
そのため、どの順番でどこにクリーチャーをプレイするかも考える必要があります。
かなり独特な2人用カードゲーム

今回、2人で5時間ほど遊びましたが、なかなか変わったプレイ感で面白かったです。詳しい感想については後日、また記事にする予定です。
ちなみに今回わたしが購入したのは「KeyForge:Call of the Archons」というスターターセットです。
これには固定のデッキが2つ、ユニークデッキが2つ、それからゲームで使用するトークンやチェーントラッカーなどが入っています。
4つのデッキがあるので、これだけでも十分に遊べますね。
そろそろ新作が出るそうなので、そちらにも手を伸ばしてみようかなと考えています。



