リトルタウンビルダーズは2~4人用のワーカープレイスメントです。2017年に発売したゲームですが、2020年にアークライトからリメイク版が発売されたため、違いをまとめてみました。
コンポーネントの比較
旧版 | 新版 | |
ゲームボード | 9×6 1枚(両面仕様) | 9×6 1枚(両面仕様) 8×7 1枚(両面仕様) |
建物タイル | 29枚 | 29枚 追加建物 16枚 巡礼地 1枚 |
ワーカーコマ | 17個 (プレイ人数によって色固定) |
20個 |
資源コマ | 60個(キューブ) | 60個(形を模したもの) |
目標 | タイル 15枚 | カード 24枚 |
コンポーネントの変更点
コンポーネントが増えたため、箱の厚みが増えました。
イラストが変わり、ワーカーが棒人間からネコになりました。
そのため、ワーカーコマもネコを模したものに変わりました。
また、旧版ではプレイ人数によって使えるコマの色が決まっていた(5個あるのが赤と青だけのため)のですが、新版ではコマの数が同じになったので、どの色でも使えるようになりました。
建物タイルは従来の29枚に新たに16枚が加わります。
さらに追加ルールとして使用する巡礼地タイルが加わりました。
目標タイルは目標カードに変わり、種類が増えました。
ゲームボードが増えたため、勝利点トラックが別のボードになり、どちらでも使えるようになりました。
その他、お金チップ、勝利点チップ、ラウンドマーカー、スタートプレイヤーマーカーはイラストが多少違う程度で特に変更点はありません。
ゲーム内容の違い
基本的なルールは変わっていません。
大きな変化は追加建物です。追加建物は通常の建物とは別に選ばれます。
従来と同じように12枚の建物タイルを選んだら、それに加えて4枚の追加建物タイルを選びます。どの追加建物を使うかはプレイヤー間で決めることができます。これにより、1回のゲームで建てられる建物の数が増えます。
もう1つが巡礼地タイルです。
任意のマスに巡礼地タイルを置き、ラウンド終了時にその周囲8マスのエリアマジョリティを競います。ラウンド終了時に1番置いている人が3点、2番目に置いている人が2点を獲得します。
全体的にかわいらしいテイストに
イラストのテイストが変わり、コマもそれぞれ形を模したものになったので、全体的にかわいらしい雰囲気になりました。目標カードのイラストもそれぞれ違っていたりと細かいところにまで工夫が凝らされています。
ゲームボードが増え、追加建物が加わったため、旧版を持っている人にもオススメできます。
1プレイ30分程度でしっかりワーカープレイスメントの楽しさを感じられるため、導入のボードゲームとしてもちょうどいいです。
ただ、Twitterでもいくつか感想を見かけましたが、建物タイルのコストが若干見づらいです。文字が小さくなってしまったため、遠目だと判別しづらいです。これは旧版の方がよかったですね。
タイトル | Little Town |
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発行年 | 2017年 |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 30~60分 |
デザイナー | Shun Taguchi, Aya Taguchi |