ボクシングキャットは7枚のカードで心理戦や駆け引きを行う2人用ゲームです。攻撃側と防御側を交互に行い、相手からHITを奪うことを目指します。
ボクシングキャットについて
1人はチャンピオンを、もう1人は挑戦者を担当します。
各自、対応するカード立てと魂トークン、念力トークンを受け取ります。
試合経過ボードの1のところに表示トークンを置きます。
チャンピオンのプレイヤーが最初に防御側となるため、防御トークンを受け取ります。
ラウンドの流れ
準備
パンチカード7枚をシャッフルして、攻撃側が1枚を引き、中身を見ないでゲームから除外します。
その後、両プレイヤーはカードを1枚ずつ引き、中身を見ずに自分のカード立てに置きます。こうすることで、相手はカードの中身が確認できますが、自分はラウンド中に見ることはできません。
防御側
残った4枚すべての中身を確認し、裏向きのまま一列に並べます。
その後、各カードに対して8枚の魂トークンを自由に分配します。防御側は必ず2箇所以上のカードに分配し、8枚すべてを使い切らなければなりません。
それからカード1枚に対して防御トークンを乗せます。
攻撃側
並んでいる4枚のうち、1枚を確認します。
ただし、防御トークンが置かれているカードは見ることができません。
その後、魂トークン7枚を自由に分配します。防御側と異なり、攻撃側は1箇所にすべてを置くこともできます。
パンチカードの中身
1~5 | 特殊効果なし |
---|---|
BIG | このラウンドで公開されたカードの中で、1番大きな数字のカードをゲームから除外する。 |
MIN | 勝利条件が「合計数が少ない方の勝ち」に変わる。 |
ラウンドの勝敗
自分の方が多く魂トークンを置いているカードを獲得します。
数が同じ場合、そのカードは裏向きのままゲームから除外されます。
カード立てにあるカードも含めて、すべてのカードを公開して、合計数が多い方が勝ちです。
攻撃側が勝った場合はHITトークン1枚を獲得します。
防御側が勝った、または引き分けだった場合は何も起こりません。
終了条件を満たしていなければ攻守を交代して、再び上記のラウンドを行います。
ゲームの終了
攻撃側が2枚目のHITトークンを獲得するとゲームに勝利します。
2枚目を取る前に5ラウンドが終わってしまった場合、HITトークンが多いプレイヤーが勝利します。同数の場合はチャンピオンの勝ちです。
お手軽な心理戦が楽しめる2人用
見えない情報を考慮しながらベットを行うゲームです。基本的には合計数が多くなれば勝ちですが、特殊カードがあるため、一筋縄ではいきません。
今回はルール説明からゲーム終了まで20分ほどでした。
防御側は並んでいる4枚すべてが確認できる上、魂トークンの数も多いため攻撃側よりも有利になっています。また、防御トークンにより、1枚を隠すことができるため、それを利用して心理戦をしかけます。
攻撃側はそれを踏まえて、中身を予測しながら、相手の裏をかかなくてはなりません。
今回は5ラウンドまで行い、HITトークン1つを最後に取られてしまい、チャンピオンを担当していたわたしが負けてしまいました。
コンポーネントがしっかりしており、パンチカードはカードというよりかは厚みのあるタイルです。また組み立て式のカード立てが入っているため、手で持たずとも支えることができます。
遊んでいて思い浮かんだのがオインクゲームズ藪の中です。あちらも限られた情報の中で、相手の裏をかく必要がありました。勝敗が合計値の大きい方から小さい方に変わるというのも似ていますね。
相手の想像を裏切るような駆け引きや心理戦が好きな人にオススメのゲームです。
タイトル | BOXING CAT |
---|---|
発行年 | 2020年 |
プレイ人数 | 2人 |
プレイ時間 | 10分 |
デザイナー | 台湾くん |