地下迷宮と5つの部族は3~5人用のトリックテイキングゲームです。得点を支払い、カードを購入してからトリックを行います。1990年にギュンター・ブルクハルトが発表した「命中」のリメイクです。
地下迷宮と5つの部族について
カード構成は5スートで、それぞれ1~10です。他にプレイマット仕様のスコアトラックとプレイヤーコマがあります。
ゲームは3つのフェイズからなるラウンドを繰り返します。
冒険者雇用フェイズ
スコアトラックに並べられた4枚のカードのうち、1枚を購入します。右にいくほど強くなっており、コストが高くなります。カードが買われたら即時補充し、強さの順に並べ替えます。
パーティ編成フェイズ
手札からパーティを公開することで得点を獲得します。
同じ数字3枚 | 5点 |
---|---|
同じ数字4枚 | 10点 |
同じ数字5枚 | 25点 |
各色1枚ずつ | 5点 |
その後、手札の数字の合計値を発表し、もっとも小さい人が先制行動となり5点を獲得します。公開したカードは再び手札に戻します。
トリックテイキングフェイズ
先制行動を行ったプレイヤーからリードを行います。
切り札あり、マストフォローのトリックテイキングで、1トリック5点です。
ゲームの終了
上記のラウンドを繰り返し、61~70点になったプレイヤーが出たらゲーム終了です。その範囲にいるプレイヤーがゲームに勝利します。複数人いる場合は66点に近いプレイヤーが勝利します。
どのくらい得点を支払うか
強いカードを手に入れるためには得点を支払わなければなりません。支払えば支払うほど勝利から遠ざかってしまうので、どのくらいで妥協するかが考えどころです。
パーティーは公開するだけで得点が入るため、それを狙ってカードを集めていくのも良い方法です。
今回は4人で遊んでみました。
公開されているカードが手札になるため、ポイントになりそうなカードを覚えておくとゲームを有利に進めることができます。この辺りはバススティッヒを思わせます。
面白いのが得点を取りすぎてもいけないというところです。70点を越えてしまうと、再び41点まで戻されてしまうので、得点を集め直さなければなりません。
今回は同時に66点になったプレイヤーが2人いて引き分けでした。わたしはできるだけコストを支払わないで、パーティ編成で得点を集めようとしたのですが、なかなか上手くいかず最下位でした。
冒険者を集めてダンジョンに臨むというテーマがゲームにぴったりあっていますね。冒険者のイラストが50枚すべて異なるのも見所です。