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[ボードゲーム] 電力会社:最初の火花 紹介

first sparks
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電力会社:最初の火花は石器時代を舞台にした2~6人用のゲームです。プレイヤーは氏族の長として、狩猟を行ったり、新たな知識を獲得したり、技術を開発して、勢力を拡大していきます。電力会社という名前がついていますが、かなり簡略化されており、プレイ感もだいぶ異なります。

電力会社:最初の火花について

六角形の地形タイルを組み合わせてマップを作ります。人数分の地形タイルをスタートプレイヤーからめくり、辺が接するように置いていきます。

各プレイヤーは初期食物、初期技術、氏族コマ、早見表カードを受け取ります。

倉庫ボードに食物コマを置きます。倉庫ボードには各プレイヤーの勢力トラックも描かれています。

技術カードを取り出して、2段4列で並べます。
技術カードは大きく分けて道具、知識の2種類です。

  • 道具 …… 食物の収穫を助けます。1人3枚まで持つことができ、4枚目を取ったら1枚を捨てます。
  • 知識 …… 永続効果を得ます。道具と違い、何枚でも持つことができます。

ラウンドの流れ

1.新技術の購入と食物の廃棄

スタートプレイヤーから順番に技術カードを獲得します。

手番では以下の2つのうち、いずれかを行います。

パス

このラウンド、技術カードを買えません。

技術カードを売りにかける

現在の市場から1枚を選び、売りにかけます。購入を望んだプレイヤーのうち、もっとも後手番にいる人が購入します。誰も購入を望まなかった場合、売りにかけたプレイヤーが購入します。

カードが買われたら、すぐに技術カードが補充されます。

これを繰り返し、全員が1枚購入するか、パスするかでフェイズ終了です。

その後、火の知識を持っていないプレイヤーは食物の3分の1を失います。

2.狩り

手番順トラックの逆順で狩りに出かけます。自分が置いている氏族コマと対応する道具を持っていれば狩りは成功です。

狩りが成功したら、食物を獲得します。その後、マップ上にある氏族コマに対して食料供給を行います。食物が足りない場合、氏族コマがマップ上から取り除かれます。

3.氏族の勢力拡大

食物を支払い、新た氏族コマをマップ上に配置します。他のプレイヤーがすでにいる場合、追加で食料を支払う必要があります。

4.終了時処理

次のラウンドの手番順を決め、食物を補充し、もっとも高いランクの技術カードを市場から取り除きます。

ゲームの終了

誰かが氏族コマを13個以上配置したら、そのラウンドの氏族の勢力拡大まで行ってゲーム終了です。

もっとも勢力が大きいプレイヤーの勝利です。

石器時代の電力会社

ボードゲームの最初の火花

技術や道具を使って食物を増やしつつ、それを消費して勢力を拡大していくゲームです。電力会社の特徴の1つである競りがなくなったため、より展開が早くなりました。

食物は技術カードの購入にも使用するため、供給で使い切ってしまうと新しいカードが買えなくなってしまいます。そのため、氏族の拡大を急いでしまうと、途中で手詰まりになってしまう可能性があります。

競りがなくなった分、陣取り要素が強まり、しっかり食料が確保できていないと、どんどん差が開いてしまいます。

そのため、ルール的には簡略化されているのですが、展開はシビアになっています。実力差も出やすいです。動物や果物を模したコマはかわいらしいのですが、あまり初心者向けではありません。

実際に遊んだときも、途中で1人が行き詰まってしまい、そのまま協議終了となりました。先のことまで考えてリソース管理する必要があるため、ある程度、慣れた人向けのゲームです。

1プレイ1時間程度と、かかる時間は電力会社よりもだいぶ短いです。(電力会社は2時間以上)

タイトル Power Grid: The First Sparks
発行年 2011年
プレイ人数 2~6人
プレイ時間 60分
デザイナー Friedemann Friese
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ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。