リアルト橋はヴェネチアの貴族となり、区画にコマを配置して、建物や橋を建てていく2~5人用のゲームです。作者はトラヤヌス、ブルゴーニュ、倉庫の街などを手がけたステファン・フェルトです。
リアルト橋について
ゲームボードを広げ、その横にカードの列を準備します。ゴンドラタイルを置き、橋タイルの山札を作ります。その後、区画ボーナスタイルをカナルグランデに置きます。
各プレイヤーは個人ボードとプレイヤーカラーのコマを受け取ります。議員コマを個人ボードに置き、初期資金を受け取ります。また、初期建物を選びます。
ゲームは全6ラウンドで、各ラウンドは3つのフェイズに分かれています。フェイズで何ができるかはゲームボードに描かれています。
ラウンドの流れ
フェイズ1:カードの獲得
カードは7種類あり、その中の1つ(仮面)はジョーカーで他の6種類のアクションを行うことができます。
カードをシャッフルして6枚ずつの列をプレイ人数+1つ作ります。
スタートプレイヤーから順番に、列を1つ選び、そこにある6枚すべてを受け取ります。
フェイズ2:カードのプレイ
カードの種類ごとにアクションを実行していきます。
最初は総督なので、そのアクションを実行したい人は手札から好きな枚数の総督カードを出します。持っていても出さずに保持することができます。出した枚数だけそのアクションを行います。また、1番多く出したプレイヤーは特権を得ます。
総督、金貨、建物、端、ゴンドラ、議員の順番でアクションを行います。
ジョーカーは好きなアクションで出すことができますが、単体では使うことができません。必ず何かと一緒に出す必要があります。
フェイズ3:建物の発動
所有している青の建物の効果が発動します。
ゲームの終了
全6ラウンドを行うとゲーム終了です。
最終得点計算を行い、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
さまざまな建物効果を使ったエリアマジョリティ
建物は大きく分けて緑、黄、青の3種類があり、発動するタイミングが異なります。建物を建てることで残せる手札枚数が増えたり、建物をジョーカーとして使えたり、カードを別なカードとして使えるようになります。
ただし、効果を発動するにはお金が必要になるため、きちんと計画立てて使用しなければなりません。
もらえる枚数が決まっているため、すべてのアクションを満遍なく行うのは難しいです。また、カードはドラフトで選ぶため、自分が欲しいものと相手に渡したくないものの見極めが要求されます。
得点計算では区画ごとのマジョリティを競うのですが、その区画が何点になるかはゴンドラタイルで決まります。自分がマジョリティを取れそうなところを高得点にするのか、取られそうなところを低くするのかで駆け引きが繰り広げられます。
テキスト効果はなく、すべてアイコン表示です。要素はそこそこありますが、フェイズごとにやるべきことがボードに描かれているため、そこまで難しくはありません。状況を見つつ、どのカードを選んでいくかが悩ましいゲームです。
1プレイ1時間かからないので、しっかり駆け引きがある中量級ゲームが好きな人にオススメです。
タイトル | Rialto |
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発行年 | 2013年 |
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 45分 |
デザイナー | Stefan Feld |