この日は午前中は2人、午後からは1人が合流して3人で遊びました。カヴェルナ拡張からのネイションズと、かなりしっかりしたボードゲームを連続で遊びました。
FILLIT(フィリット)
コマをまっすぐに移動させて、通ったところに自分のカラーチップを置いていき、すべてのチップを置ききった方が勝ちです。相手のカラーチップを通過すると上書きして、チップを相手の元に戻すので、激しい色の塗り合いが繰り広げられます。
自分のコマはボードの端やストーンがあるところまで直進するため、上手いことストーンを移動させなければならないのもポイントです。
2~4人用のゲームですが、4人の場合はチーム戦になります。
今回は2人で遊んでみたのですが、シンプルなルールながら考えどころが分かりやすく、思わぬ一手で逆転できたりと、なかなか面白いです。
運要素がないアブストラクトなので、好みは分かれそうですが、ギプフ系のゲームが好きな人は気に入りそうですね。
トレインズ
2人戦で九州マップを使用、サプライはトレインズとライジングサンからのランダムです。
一般的なデッキ構築では、お金(ドミニオンでいうところの銀貨や金貨)の総量を増やしていくのが定石ですが、トレインズでは必ずしもそれが勝ちへとつながっていません。
デッキ構築ではお金の総量を増やして、コストが高いカードを買うことで勝利につながります。それに対しトレインズでは、コストが高いカードをわざわざ買わなくても鉄道を置ききれば勝つことができます。
今回はそれが如実に表れ、わたしがお金の総量を増やしているうちに、相手はどんどん鉄道を敷いていき、そのまま終わってしまいました。
もちろんマップにもよるのですが、これは新たな発見でした。
確かに鉄道や駅は置くのにそれほどコストが必要ないため、お金の総量をあげなくても問題なく勝つことができます。
まだまだいろいろなパターンが発見できそうですね。
シティスクエアオフ
もう1人を迎えにいくまで多少時間があるということで、シティスクエアオフを遊びました。
カードに従ってタイルを置いていくゲームで、慣れると数分で終わります。
カードのめくりによる部分が大きいのですが、勝つとしてやったり感があるので、ちょっとした時間に気軽に楽しめるゲームです。
カヴェルナ 忘れられた部族
1人が合流したので、3人でカヴェルナの拡張を遊びました。
全員経験者ですが、前回やったのがかなり久しぶりとのことだったので、軽く基本ルールを確認しててから、拡張で加わった要素について説明しました。
前回は青白きもの、今回はダークエルフを使いました。
ダークエルフは安いコストでリビングを建てると、そのままゴブリンがワーカーとして加わります。ゴブリンにはさまざまな欠点があるのですが、部屋を建ててそのまま増員ができるので、序盤から簡単にワーカーを増やせます。
ただし、ワーカーの総数は6と決まっているので、ゴブリンを増やすとその分ダークエルフが増やせなくなります。
序盤からどんどんゴブリンを増やし、数にものをいわせる展開になりました。
ゴブリンは累積資源を1つストックに捨てるという欠点があります。しかし、それ以外のアクションならば通常のワーカーと変わらないため、タイルを獲得したり、種をまくのには支障がありません。
というわけで11ラウンドにはワーカーが6体(ダークエルフ2:ゴブリン4)となり、だいぶアクションに余裕がでてきました。食料はトロルの骨砕き所を活用してまかないます。
早々に盤面もすべて埋まったため、あとは種をまいたり、家畜を殖やしたりして得点を伸ばします。
終わってみると134対80対63となかなかの差がついていました。
拡張を入れると部屋が入れ替わるため、だいぶプレイングも変わってきますね。まだまだいろいろな種族を試してみたいところです。
ネイションズ
拡張込みでのプレイです。
1人は初プレイだったので、最初からルール説明を行いました。さすがにもう何度も説明しているので、そこまで時間はかかりません。
ネイションズは「お金はカードを買うため」「石は労働者を配置するため」「食料は飢饉や支払いのため」とそれぞれの役割がはっきりしているので、ルール自体は分かりやすいです。
膨大なカードがありますが、手札などの非公開情報がないため、その都度説明していけばOKです。
今回は、まず2つずつランダムに国を配り、そのうちどちらかを選ぶという形式でやってみました。難易度は初回のプレイヤーだけが資源3で、他は2です。
国家はエジプト、アメリカ、日本で、わたしは日本を担当しました。
建物が少ない展開で、食料をなかなか増やせないエジプトが飢饉に苦しめられていました。さらに自然偉業でも食料を支払わせられ、どんどん勝利点チップがなくなっていきます。わたしもそこまで食料に余裕はなく、1回不足して勝利点を失いました。
それ以外は全体的にそつなくまわり、わたしは例によってどんどん助言者を英霊に変えながら軍事力を高めていきます。
初回の方も時代2くらいで「なるほど、わかってきた。面白い」となったようで安心しました。
終わってみると33対32対31という超接戦で、かなりの良い勝負でした。
開始から終了まで3時間弱の長丁場でしたが、充実したゲームでしたね。