いつもは平日の夜に遊ぶことが多いメンバーでめずらしく日曜の午前から遊びました。最初は4人だったのですが、2人は用事があって抜けたて、それからは2人用のゲームをいくつか遊びました。
ベルラッティ
イラストを使って行うチーム戦の協力型連想ゲームです。
お題のイラストカードが2枚あり、片方のチームはそれに関連するようなイラストを手札から伏せて出します。そこに山札からランダムにカードを加え、すべてをシャッフルし、誰がどのカードを出したのか分からなくします。
もう一方のチームはどのイラストが、どのお題に対して出されたものかを予想します。
このとき、山札のカードをめくってしまうとベルラッティの得点になります。ベルラッティが6枚のカードを獲得してしまうとそこでゲーム終了です。
ゲーム終了までにどれだけお題に正解するかで評価が決まります。
ヒントなしでイラストを選ぶので、かなり難易度は高いです。
終わってからそのカードを選んだ理由を聞いて「なるほど」と思うか、「そんなの分かるはずない!」でフィーリングが合う合わないが分かります(笑)
ランダムで選んでいるはずのベルラッティのカードが妙にお題に合っていたりするのも曲者ですね。
テオティワカン
ツォルキン三部作の二作目にあたるゲームです。
基本的には8つあるアクションスペースを何周もするだけなのですが、資源を集めたり、建物を建てたり、ピラミッドを建造したりと、やるべきことは盛りだくさんです。
その分、処理も多く、うっかり忘れてしまうことが多いです。
立体的なピラミッドやコンポーネントの雰囲気はいいのですが、ちょっと要素が多いかなという印象でした。ひとつひとつで見ればそれほど複雑ではないのですが、こう量が多いと処理のし忘れが増えますね。
「これのときはこれが上がる」というのが直感的に分かりづらいのが原因かもしれません。
ペーターと2匹の牧羊犬
2人用のトリックテイキングですが、カードではなく動物コマを使用します。
羊、豚、牛、狼の4種類の動物がいて、それぞれに1~7までの数字が割り当てられています。
ついたてを使って自分の手札を隠します。
さらに4つの区画と2つのゴール柵を作ります。
マストフォローのトリックテイキングですが、勝敗は数の大小で決まります。そのため、フォローできていなくても数字が大きい方が勝ちます。
獲得したコマを区画と柵に対して、マンカラの要領で順番に1つ1つ入れていきます。
これを繰り返し、5トリック目が終わったら春の得点計算があります。
さらにゲームを続けて、手札がなくなると夏の得点計算があります。このとき、春の得点を上回っていないとペナルティがあります。
トリックテイキング+マンカラという独特な組み合わせで、最初はかなり理解に苦労しました。やっていくうちにだんだんと動き方が分かってきて「ああ、こういうことをさせたいのか」と理解が追いついてきました。
他にはない、かなり特殊なトリックテイキングですね。
森の中のキツネ
こちらも2人用のトリックテイキングです。
カードにテキスト効果があるのが特徴です。3スートあり、1~11までのカードがあるのですが、奇数カードにテキスト効果がついています。切札スートが変わったり、山札からカードを引いたりと、めずらしい効果があります。
このゲームのポイントはトリックを取り過ぎてもダメだし、中途半端でもダメというところです。そのため、どちらかが高得点を取ると、必ず相手は高得点を取れなくなる仕掛けになっています。
「勝ちたくないのに勝ってしまう」というトリックテイキングならではの事態がよく起こるので、2人用トリックテイキングとしてオススメです。