新作の翡翠の商人とワンモーニング人狼で遊びました。それから何をやろうかということになり、4人では遊んでいなかったロシアンレールロードをプレイしました。
翡翠の商人

ナショナルエコノミーを手がけたスパ帝国さんの新作です。
競りによってカードを取得していくゲームですが、宣言した数がもっとも小さかった人が好きなカードを獲得できます。この競りを繰り返して場にある8枚が全員に行き渡るとラウンド終了です。
カードごとに1枚○点、○枚で○点、もっとも持っている人が○点など、さまざまな得点計算を行います。
そのため、周りが何を持っているかを確認しつつ、どのカードを集めていくかがポイントになります。
今回は4人で遊んだため、ほとんどのラウンドで2枚を分け合う形になり、あまり差が広がりませんでした。
わたしはタイトルにある翡翠をきっぱり諦め、それ以外のカードを集めて勝利しました。
4人だと競りの幅が狭いので、3人や5人だとどうなるのか気になるところです。
ワンモーニング人狼

司会不要で少人数から遊べる人狼としてワンナイト人狼があります。一晩でゲームが終わるため、脱落者が手持ちぶさたになるといった問題がありませんでした。
ワンモーニング人狼も1回で終わるのですが、大きな違いは夜の処理がないことです。
一般的な人狼、およびワンナイト人狼では夜に人狼同士が仲間を確認したり、占い師が誰かの正体を確認したりします。
ワンモーニング人狼ではそういった処理がないので、カードを配ったら即ゲームを始めることができます。
能力の公使はあくまでも宣言で「私うらないしなので、このカード見ます」といったことが可能です。さらに役職を騙ることもできるので、本来ならば1人しかいない役職が複数人出てくることもあります。
そのため、ゲームの展開が早いのですが、少人数だと「もうこれ以上どうしようもなくない?」といった展開にすぐ陥ることもあります。
たとえば「うらないし」は能力をカミングアウトしていない人のカードを見ることができるのですが、すぐに全員が能力を言ってしまうと動きようがなくなります。
「うらないしです」「わたしもです」「わたしも」となってしまうと、そこから状況が動きません。
今回は4人で遊んだため、何度かこういうケースになってしまったのですが、もう少し人数が多ければ、また違った展開があるかもしれません。
ロシアンレールロード

鉄道がテーマのワーカープレイスメントです。
わたしは拡張のジャーマンレールロードは遊んだことがあったのですが、恐らく元になるロシアンレールロードは初プレイです。
ワーカーを配置してアクションを実行するオーソドックスなワーカープレイスメントなのですが、場所によっては複数個のワーカーが必要だったり、お金でしか実行できないスペースがあったりします。
個人ボードに線路を敷設することで、恩恵があったり、ラウンド終了時の得点が増えていきます。ただ、ここがちょっとややこしいです。とにかく伸ばせばいいというわけではなく、色を順番に伸ばしていく必要があったり、輸送力が必要だったりと「これだと何点なの??」というのも初めは計算しづらいです。
また、ランダムなのは準備時に並べる技術者だけなので、一度始まってしまえば運要素はありません。そのため、実力差が出やすいです。
得点の取り方がいろいろあるため、人によってプレイングが変わってくるのが面白いです。
ラウンド終了時の得点はどんどん累積されていきます。そのため、それまでの5ラウンドの得点が後半1ラウンドで入ったりするので、終盤の展開がとても派手です。この辺も他のワーカープレイスメントにはあまりない特徴ですね。
ジャーマンレールロード、アメリカンレールロードと拡張が出ているのも納得の戦略の幅が広いワーカープレイスメントです。


