狩猟の時代はマンモスやクマといった動物を狩りながら、部族の集落を拡大していく3~5人用のワーカープレイスメントです。アクションスペースにコマを置いたときと、手元に戻したときのどちらでもアクションが発動するのが特徴です。
狩猟の時代について
プレイ人数に応じて狩場カードを並べます。狩場カードにはアクションスペースと小屋を置くスペースが描かれています。また、どこで何がもらえるかと小屋を置くためのコストが描かれています。
個人ボードを受け取り、洞穴スペースに岩チップ、下部には部下コマと小屋コマを配置します。個人ボード右側には勝利点トラックがあります。
手番では以下の3つを順番に行います。
1.狩りアクション
狩りアクションでは族長のコマの配置か回収のどちらか1つを行います。
族長コマの配置
族長コマ1個と好きな数の部下コマをアクションスペースに配置して、対応するアクションを実行します。
コマは左詰で置き、すでに他のコマがある場合はそれらを右に移動させます。基本的に右に行くほどもらえるものが良くなります。また、今コマを置いた狩場カードに自分の小屋がある場合、それらのアクションも一緒に実行します。
族長コマの回収
狩場カードに置かれている自分の族長コマ1つと、それに連なる部下コマすべてを回収します。このとき、族長コマがあったスペースのアクションを実行します。また、配置の時と同様に小屋のアクションも実行します。
回収によってコマとコマの間に空きスペースができた場合、残ったコマを左に詰めます。
2.発展アクション
個人ボードに描かれたコストを支払い、発展アクションを1回行います。
追加コストは累積されていくので、建てるたびにコストがどんどん増えていきます。マスに描かれた分だけではないので注意しましょう。
3.食料の保管
手元に残った食料を保管します。
1つの洞穴に1つの食料コマが置けます。これを上回る分は保持できないのでストックに戻します。
ゲームの終了
上記を時計回りで繰り返し、次のいずれかを満たすとゲーム終了状態になります。
- いずれかのプレイヤーがすべての小屋を配置する。
- いずれかのプレイヤーの勝利点トラックが10点以上に達する。
終了状態になったらスタートプレイヤーの右隣のプレイヤーまで手番を行ってゲーム終了です。
最終得点計算を行い、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
要素が上手くまとまったワーカープレイスメント

コマを置いても戻してもアクションが発動するので、ストレスが少ないです。しかも、小屋を置いておけばどちらでも発動するため、スピーディに拡大再生産ができます。
発展アクションでは洞穴の作成、部下の追加、小屋の建築の3種類が行えます。
洞穴を増やせば保持できる食料が増え、
部下を増やせばコマを置いたときにもらえるものがよくなり、
小屋を増やせば追加でもらえるものが増えます。
さらにこれらのスペースには勝利点が描かれているマスもあるので、積極的に建てていきたいところですが、資源の関係で優先順位を決めなければなりません。この辺りのどれをまず建てていくかという選択が悩ましいですね。
今回は4人で遊び、準備とルール説明に20分ほど、プレイには1時間ほどかかりました。慣れればもっとプレイ時間は短くなりそうです。
しっかりと考えどころがありつつも、複雑すぎないルールで、ワーカープレイスメントの導入としても良さそうです。族長コマが小さなミープルだったり、食料コマがマンモスやクマ、ブドウなどの形になっているので見た目の雰囲気もいいですね。
しかも狩場カードは14枚の両面仕様になっているのでリプレイ性も高いです。

