この日は午前中から初プレイのゲームをいくつか遊びました。トスカーナ、サーチ・フォー・プラネットX、タンブルタウンは4人で、葉っぱのざわめき、ブレーメンは3人でプレイしました。
トスカーナ
「ブルゴーニュの城」のリメイクです。
個人ボードにタイルを置いていくという大まかな流れは同じなのですが、ダイスがありません。代わりにカードをプレイすることで、個人ボードにタイルを配置していきます。また、配置したタイルごとにさまざまな特殊効果があります。
ブルゴーニュの城では、ダイスを2つ振り、その目によって獲得できるタイルや配置できるタイルが決まりました。労働者チップを使うことでダイスの目を±1することができるため、運の要素が抑えられています。
トスカーナでは、場にあるタイルが自由に選べます。制限が緩くなった分、遊びやすくなりました。
ブルゴーニュの城に比べて、かなりあっさりした印象なので、1時間程度の中量級ゲームを遊びたい人におすすめです。
サーチ・フォー・プラネットX
惑星Xを見つけ出す推理系ゲームです。
ゲームボードの各区画には、何かしらの惑星が設定されています。さまざまな情報を元に、どこに何があるかを考えつつ、惑星Xがどの区画にあるかを予測します。
アプリ必須のゲームとなっており、正解の判定だけでなく、プレイ中のヒントなども、すべてアプリから入手します。ゲームコードを入力することで、全員が同じ設定になるため、各自が自分のスマホでヒントを見ることができるようになります。
途中で惑星X以外がどこにあるのかを予測する機会があり、そこで正解することでも得点が入ります。
勝敗は誰が惑星Xを見つけたかではなく、合計得点で決まります。そのため、先に惑星Xを見つけたからといって勝てるわけでもありません。
一般的な推理ゲームは、質問に対して誰かが答えるわけですが、このゲームではアプリが処理するため、ミスが起こる心配がありません。この手のゲームは、ヒントを間違って出してもノーゲームになってしまうため、安心してゲームを進めることができます。
ただし、現時点でアプリに日本語はないため、簡単な対訳があった方が遊びやすいです。
タンブルタウン
ダイスを資源として扱い、建物を作っていくゲームです。実際にダイスを積み重ねて、立体的にするのが特徴です。
建物には、奇数、偶数、4以上、3以下といった置けるダイスの制限があります。そのため、ダイス目を増減させたり、振り直したりといった能力もあります。
ゲーム自体はかなりオーソドックスで、さまざまな要素が上手くまとまっています。お馴染みの要素が多いため、新鮮みはあまりないです。
葉っぱのざわめき
紙ペンゲームです。春夏秋冬の4種類のシートがあり、それぞれで得点方法が違います。
今回は春のシートを使って遊びました。
シートには10×10のマスが書かれています。ラウンド開始時にダイスを2個振ったならば、その1つを縦、もう1つを横とした四角形を書き込みます。たとえば、2と3が出たならば縦2×横3か、縦3×横2の長方形を書き込みます。
そうしたならば四角形の中にあるアイコンを1種類選び、それをすべて塗りつぶします。この塗りつぶしたところだけが得点になり、他は意味がなくなってしまいます。
そのため、どこに四角形を書いて、どのアイコンを選ぶのかが重要になってきます。
ゲームを進めるとだんだん書けるスペースがなくなってきます。
そこで、このゲームでは新たなラウンドが始まる前に下りるかどうかを選択することができます。ゲームから下りたならば、そのプレイヤーはそこで終了です。下りない限り、続けることができるのですが、書けない四角形が出てくるとマイナスになります。
どこまで粘るかというギャンブル要素がある、めずらしい紙ペンゲームです。
ブレーメン
カードではなく、コマを使った協力型のトリックテイキングです。
プレイ人数によって、誰が何トリック獲得するかが決まっており、なおかつ最後に残った手札のスートが全員異なる必要があります。
そのため、トリック数を調整しながら、全員が別々のスートを残すようにプレイしていきます。
今回は3人で遊んだのですが、1回目でクリアすることができました。ブレーメンではクリアを目指した上で、残った手札によるスコアアタックもあるため、高得点を目指そうとすると、かなり難易度がアップします。
トランプなどと違い、誰がどのスートを持っているかが一目瞭然なので、出し間違いの心配がないのがいいですね。