この日は何年か前のゲームばかりを遊びました。評判がいいものばかりで、わたしにとって初プレイのゲームはありませんでした。
ウォーターディープの支配者たち
比較的オーソドックスなワーカープレイスメントです。
プレイヤーは各派閥のトップとして、冒険者を雇い、クエストを達成していきます。
建物を建てる度に増えるアクションスペース、秘密の個人目標、陰謀による他プレイヤーへの干渉、特定クエストからの永続効果などなど、お馴染みの要素がたくさん詰まっています。
ゲーム中にだんだんと出来ることが増えていくので、ルールを理解しやすいです。
今回はひとりがワーカーを増やすクエストを達成したため、他のプレイヤーから集中して妨害される展開でした。強制クエストを押しつけられ遠回りを強いられます。
わたしは個人目標に対応するクエストをどんどん達成していき、順調に得点を集めていきました。
ゲームが終わってから最近うちに来られるようになった方は「このくらいのルール量が自分にとってはちょうどいい」と言っていました。
ちなみにBGGでのWeightは2.48です。うちでは3以上のものが稼働しがちなので、改めてこのくらいのルール量のゲームを見繕ってみようかなと思います。
ミューラ
3人用のカードゲームです。
カードを順番に伏せて出していくのですが、出し方は1~5枚までの同じカードの同時出し、または3枚&2枚のフルハウスがあります。
最初に出す人は必ずその出し方を守らなくてはなりませんが、以降の人は守らなくても構いません。
全員がカードを出したら順番にカードを公開していくのですが、前の人よりも強い組み合わせでないと公開できません。勝っていない場合は、裏のままカードを捨てます。
勝ったプレイヤーは自分が出したカードを獲得して、次のカードを出します。
これを手札がなくなるまで繰り返し、獲得した枚数によって得点が入ります。
この日は手札運に恵まれ、ほとんどのラウンドでプラス点でした。7ラウンド目でだいぶ得点差が広がり、さらにもう1人が合流したのでそこで切り上げました。
人によってカードの出し方が違うのが面白いゲームです。
カッラーラの宮殿
6色あるブロックを集めて建物を建てていくゲームです。
基本ルールではブロックを補充して購入なのですが、拡張ルールではブロックを補充せずに購入ができるので「誰が補充をするのか」というガマン比べになります。補充して損はないのですが、他のプレイヤーがもっと得をする可能性が大きくなるため、お互いに「補充しましょうよ、ねっ」と誘い合いになります。
手番で出来ることは
- ブロックの購入
- 建物の建設
- 決算
のいずれかです。
決算することで自分の建物に応じて得点かお金が入るのですが、これ以外にお金を得る手段がないため、どのタイミングで決算するかが重要になります。
以前遊ばせてもらってから欲しかったゲームなのですが、最近運良く入手することができたため、さっそく遊んでみました。
買ってみて初めて分かったのですが、このゲームでは拡張ルールが別の封筒に入っています。そのため、まずは基本ルールで遊んでねということが強調されています。
確かに拡張ルールだと得点の入り方が派手になるので、一方的になってしまうこともめずらしくありません。今回もみんなが10いくつのお金をもらっているのに対して、ひとりが40金ももらっていたのでだいぶ差がつきました。
ただ個人的には補充しないで購入というガマン比べが好きなので、拡張ルールがある方が好きです。そのため、ブロック購入の拡張ルールだけを入れた方がバランス的にもいいかなと感じています。
トリックと怪人
ブラフ要素がある推理ゲームです。
各自が1枚ずつカードを伏せて出し、どのカードが1番数字が高いかを予想します。カードの中にはさまざまな特殊効果があり、一筋縄ではいかないようになっています。
以前遊んだことがある方が初プレイの方に「このゲーム、めっちゃ面白いですよ」とアピールしまくり、だいぶハードルがあがっていたのですが、それでも十分に楽しんでもらえました。「確かにこれは面白い」と納得していた様子でした。
小箱でここまで楽しめるのはなかなか貴重ですね。
プエルトリコ
1人が帰られたので、3人で何をしようかとなりました。
さまざまなゲームを遊んできた人たちですが、プエルトリコはまだ遊んだことがないということだったので、やってみることにしました。
多くの人が認める名作で、BGGでも長らく1位に君臨し続けたゲームです。
農地を開拓し、農作物を収穫して、船で出荷して勝利点に変えていきます。さまざまな効果を持つ建物を建てることでどんどん生産が拡大していきます。
場には役職タイルが並んでおり、1人がそれを選ぶと順番に全員がそのアクションを実行します。いわゆるヴァリアブルフェイズオーダーというメカニズムで、今でこそ多くのゲームに取り入れられていますが、その代表がこのプエルトリコです。
どこで何を選ぶのかというのがキモで、その選択により自分だけが得をしたり、他のプレイヤーに損をさせたりしていきます。
序盤こそ、どうすればいいのか分からなかったようですが、経験値があるプレイヤーのため、徐々にやるべきことが見えてきたようでした。さらに自分が以前にとった選択が誤りだったことも分かってきたようです。
わたしは独自路線でいこうと1人だけタバコを作っていたのですが、2人がそれ以外を出荷するため、完全に後手に回ってしまいました。造船所でそれを補おうとしたのですが、時すでに遅しで、このままいっても差が開くだけと思い、自分で終了トリガーを引いてゲーム終了にしました。
久しぶりに遊びましたが「さすが名作」というのがよく分かるゲームです。基本建物しか使ったことがないので、そろそろ拡張建物にも手を出してみようかなと思います。