レイドはヴァイキングとなって船を強化したり、お宝を集めたり、襲撃を行ったりする2~4人用のゲームです。手番では一方通行になっているマスを好きなだけ進めることができます。また、ヴァイキングコマを消費することで他のプレイヤーのマスに止まることもできます。
レイドについて
各プレイヤーはロングシップボードとヴァイキングコマ2個を受け取ります。プレイヤーカラーの船コマを母港タイルに配置します。
船に描かれた盾の数が置けるコマの最大数です。
途中でタイルを乗せることで盾の数が増減します。
マップ上にラウンド別に分けられたタイルをランダムで配置します。
スタート地点には母港タイルが置かれます。母港タイルは1ラウンド目は固定ですが、2ラウンド目以降はランダムです。そのラウンドでどれがボーナス点になるかを決めます。
手番を行うのは船コマがもっとも後ろにある人です。
手番開始時、直前のプレイヤーと自分の間にタイルが残っていればそれらをすべて捨てます。その後、自分のコマがあるマスにタイルがあればそれを獲得します。
手番では好きなだけコマを進めることができます。モンスターがいるマスは生贄としてコマ1個を捨てて通過するか、描かれた数値分だけコマを捨ててタイルを獲得します。書かれた数字がそのまま終了時の得点になります。
他のプレイヤーがいるマスに止まりたい場合、戦闘が始まります。
まず後から来た方がコマを1つ捨てます。襲われた方が対抗する場合は、2つ捨てます。さらにそれでも襲う場合は3つ捨てます。このように1つずつ捨てるコマを増やしていって、負けた方が先に進みます。
母港タイルまでたどり着くとゴールです。全員が母港タイルについたら条件に応じて得点を獲得して、次のラウンドを始めます。
マップを4周するとゲーム終了です。
最終得点計算を行い、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
攻撃要素強めのヴァイキングの航海
直接攻撃要素がかなり強いため、好き嫌いが分かれそうです。コマの数は公開情報のため、どのくらいあれば相手に勝てるのかははっきりしています。途中で補充できるコマの数を考えつつ、上手いこと船を進めていかなければなりません。
タイルは出荷することで得点になるもの、集めた枚数で得点がアップするもの、戦闘時に有利になるもの、母港で補充されるコマが増えるものなど、さまざまな種類があります。できるだけ強化したいところですが、そうすると所有できるヴァイキングコマの上限が減ってしまいます。また、他のプレイヤーに追い出されてしまうとタイルが獲得できません。
どの程度まで強めるかを見極めつつ、得点行動につなげていきます。
今回は4人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで1時間ほどでした。
ヴァイキングコマの数が非常に重要で、これが少ないとみんなから攻撃され続けて、どんどん前に進められてしまいます。そうすると獲得できるタイルも減ってしまうため、得点につながりません。
わたしは戦闘重視で船を強化していきました。一進一退が続きましたが最終ラウンドで一歩も止まらずゴールして大量得点を成功させました。ヴァイキングコマの補充やモンスターとの戦闘は通過だけで行えるため、高得点モンスターを倒しつつ、追加点まで獲得して、そのまま駆け抜けました。
最終得点計算をしてみると、4ラウンド目の得点だけで、すでに他の3人を上回っていました。手番順が最初だったのがラッキーでしたね。
ランダム要素は母港タイルとマップに並べられるタイルの順番だけです。そのため、ラウンドが始まると一切運要素はありません。コマの数も公開情報のため、アブストラクトに近い雰囲気があります。
プレイ時間はそれほど長くありませんが、どこまでコマを進めるか、どのタイルを取るかが悩ましいゲームです。ヴァイキングコマもしっかり人型になっているのがいいですね。
タイトル | Raids |
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発行年 | 2018年 |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 40分 |
デザイナー | Matthew Dunstan, Brett J. Gilbert |