スチームローラーズは紙に線路を書き込んで貨物を輸送する1~5人用のゲームです。手番ではダイスを1つ選び、線路を引く、機関車を強化する、貨物を輸送するといったアクションを行います。3つの都市から貨物がなくなるとゲーム終了です。
スチームローラーズについて
各プレイヤーにプレイヤーシートと書くものを配ります。
ゲームボードの都市にランダムに貨物キューブを置いていきます。貨物キューブの色は地方の色に対応しており、その色の都市に運ぶことになります。そのため、地方と同じ色のキューブが出た場合は取り除いて袋に戻します。
ダイスの目に対応した6枚のアクションタイルを並べます。
ゲームは終了条件を満たすまで、ラウンドを繰り返します。
ラウンドの流れ
スタートプレイヤーはすべてのダイス(黒ダイス1個+白ダイスが人数+1個)を振ります。
それから、ダイス1つを選び、アクションを実行します。それから、時計回りにダイスを選んでアクションをしていきます。
アクション:線路を引く
プレイヤーシートに線路を1本書き込みます。どこに書くかはダイスの目によって決まります。また、どの形の線路かは黒ダイスに表示されています。
アクション:機関車の強化
選んだダイス目に応じてプレイヤーシートの機関車チェックボックスに印をつけます。このチェックの合計が機関車強度となり、貨物を輸送するときに通ることができる都市と街の数になります。
アクション:貨物の輸送
選んだダイスの目の都市から貨物を輸送します。貨物を輸送するためには出発地と目的地の都市が線路でつながっていなければなりません。
アクション:アクションタイルの取得
さまざまな効果をもつアクションタイルを獲得します。アクションタイルは即時効果と永続効果のものがあります。また、他のプレイヤーがもつアクションタイルを取ることもできます。
全員がアクションを行ったらスタートプレイヤーを時計回りに交代します。
ゲームの終了
ラウンド終了時に3都市以上から貨物がなくなっているとゲーム終了です。
最終得点計算を行い、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
簡易版蒸気の時代
遊んだことがある人はすぐ分かると思いますが、ほとんど蒸気の時代です。紙ペン版、または簡易版蒸気の時代といった感じで、上手く簡略化されています。
上記の内容は基本ルールですが、さまざまな拡張ルールが用意されています。
輸送した貨物のセットコレクションで得点がもらえるオーダータイル、
ゲーム開始時に異なる能力が発動するパワータイル、
マップに国境が引かれて通れなくなる上級・中級ルール、
といった感じで、要素を足すことができます。それほど難しいルールではないので、初回から全部入れても大丈夫そうです。
今回は4人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで1時間半ほどでした。初回ですが、国境以外のすべての拡張ルールを入れています。
ダイスドラフトなので、欲しい目が出ないときはなかなか厳しいです。また、書き込む線路の形を決める黒ダイスもいいアクセントになっていて「今はこの形じゃないんだよなぁ」となることがよくありました。
蒸気の時代はどうしても2~3時間はかかるため、同じテイストで1時間程度で遊べるなら、かなり優秀だと思います。また、しっかりしたソロルールが用意されているため、1人で遊ぶ機会がある人にもオススメです。
タイトル | SteamRollers |
---|---|
発行年 | 2015年 |
プレイ人数 | 1~5人 |
プレイ時間 | 30~45分 |
デザイナー | Mark Gerrits |