4月に届いていたヤバラスをようやく遊ぶことができました。シンプルなルールのアブストラクトで同じコンポーネントを使って他のゲームを遊ぶことができます。今回は2つ遊んでみましたが、かなりプレイ感が違っていたので残りも楽しみです。
ヤバラス
アブストラクトゲームです。
1辺が5マスの六角形のマップに白と黒のコマを交互に置いていきます。
ちなみにそれぞれのマスも六角形になっています。
好きなところに交互に1個ずつコマに置いていくだけで、以下の条件を満たすとゲーム終了です。
- 自分の色のコマを4つ並べると勝利。
- 自分の色のコマを3つ並べると敗北。ただし、同時に4つできていれば勝利。
- 勝敗が決まらないままボードが埋まってしまえば引き分け。
4つ並べると勝ちなのですが、3つ並べてしまうと負けという不思議なルールです。
そのため、上手く間を開けておいて4つ揃えるか、相手が3つ置くしかないように仕向けて勝敗を決めます。
何度かやってみましたが、4つ揃えて勝つよりも3つ揃えて負ける方が多かったです。
リーチを阻止するために置いていって、うっかり3つが揃ってしまうという感じですね。
もうちょっと慣れればまた違う展開になりそうです。
タアコカ(Taacoca)
ヤバラスのコンポーネントを使った別のゲームです。
まずそれぞれの端にコマを並べます。コマは端から5つ、4つ、3つです。
手番では好きな自分のコマ3つを選び、すべてを同じ方向に1マス前進させます。
移動先に自分のコマがある場合は移動不可です。
相手のコマがある場合はそれをゲームから除外します。
このとき、自分のコマが3つない場合はすべてを動かしますが、動かすことができない場合は負けです。
これを交互に繰り返して、相手側の端までコマを到達させることができれば勝ちです。
3つを同じ方向に動かすというのがポイントで「これはこっちに行かせたいけど、他は相手に取られるしなぁ」という悩ましさがあります。
今回はわたしがどんどん相手のコマを除去して、残り2つまでに迫ったのですが、そのままゴールされて負けてしまいました。
なかなか変わったプレイ感のゲームです。
レイクホルト
1人が加わり、3人でレイクホルトをプレイしました。
アグリコラやオーディンの祝祭、ヌースフィヨルドの作者であるウヴェ・ローゼンベルクの新作ワーカープレイスメントです。
ワーカーは3つ固定で、食料供給などもありません。ラウンドごとの資源の補給もないので、テンポ良く遊ぶことができます。
大まかな流れは温室を取り、野菜を植えて、収穫をし、それをお客に振る舞うといった感じです。お客に振る舞うことでスコアトラックが進んでいき、終了時にもっとも進んでいる人がゲームに勝利します。
アクションスペースも固定ですが、ゲームで使用する支援カードはランダムです。ただ、あらかじめすべてが公開されているので、始まってしまえばほとんど運要素はありません。
最近のウヴェ作品の中ではシンプルな部類ですが、先々を見通した手を打たないとなかなか難しいゲームです。場当たり的に野菜を取っても、すぐに足りなくなって停滞してしまいます。
見た目のトーンも暗めでシブいですが、ゲーム自体もいぶし銀といった感じで、あまり派手さはありません。
しっかり計画立てて最善手を打ち続けるのが重要なゲームです。ゲーム終了時の得点計算などがなく、単純に1番進んでいた人がそのまま勝ちというシンプルなルールは最近のワーカープレイスメントではめずらしいですね。
テラフォーミングマーズ
ヴィーナス拡張入りのエリシウムマップです。
みんな慣れてきたこともあり、ラウンドごとの4枚をドラフトしました。
今回の企業はマイニングギルドです。チタンや建材があるマスにタイルを置くと、建材の生産値が上がります。
ただ、せっかくの建材を活かせるようなカードがなかなか揃わず、かなり出遅れてしまいました。ただ、なぜかMEを上げるカードばかりがきたので、どんどんお金ばかりが増えていき、初めてME生産が20を越えました。
もちろんそれだけでは得点につながらないため、結果は3位でした。
そろそろ新拡張の日本語版が発売されるので、そちらも楽しみですね。