ボードゲームの中には、反射神経や手先の器用さが求められたり、体全体を使って遊ぶものもあります。今回はそういったアクション系ゲームの中から比較的入手しやすい7つを紹介します。
キャプテンリノ
折り曲げたカードを柱として、どんどん高く組み立てていく2~5人用のゲームです。手番では1枚か2枚の立てた壁カードの上に、屋根カードを置いていきます。
カードにはいくつかの特殊効果があり、次の人の手番が飛ばされたり、キャプテンリノのコマを移動させたりと、さまざまなアクシデントがやってきます。
すべての屋根を立てきればそのカードを置いた人の勝ち、壊してしまったらその人の負けです。
高さ3メートルにも達するキャプテン・リノ巨大版もあります。
ミープルサーカス
カードの指示にしたがって、ミープルや象、ラクダ、タルといったコマを組み立てます。手持ちぶさたのときにやりがちな、ミープルの積み重ねをそのままゲームにしてしまった感じです。
専用のテーマ曲が用意されており、それをBGMにしながらコマを積み上げていきます。完成したら「ジャジャーン」と宣言しなければなりません。
最後のラウンドは「歌を歌いながら」「BGMで拍手が聞こえたらありがとうと言う」などなど、さまざまな課題をこなしつつ、クリアを目指します。
アイスクール
プラスチック製のペンギンコマを指で弾いて遊びます。箱をコンポーネントして使い、風紀員と生徒に分かれて追いかけっこをします。
生徒が3つの魚を獲得する、または風紀員がすべての生徒をつかまえるとラウンド終了です。
初めのうちは、まっすぐに進めることも、ままならないのですが、慣れてくるとだんだんと上手に進めるようになってきます。まったく意図せぬ動きをすることもあるので、それはそれで盛り上がります。
おばけキャッチ
状況判断と反射神経が要求される2~8人用のゲームです。
白いおばけ、赤いイス、緑のビン、青い本、灰色のネズミの5種類のコマがあります。山札をめくり、そのカードの指示にしたがって、対応するコマをできるだけ早く取ります。
指示は2パターンあり、「そのものが描かれている場合はそのものを」「一致しているものがなければそこに描かれていない要素のものを」取ります。
たとえばカードに「緑のおばけ」と「青いイス」が描かれていれば、どれにも当てはまらない「灰色のネズミ」を取ります。
これだけでも混乱するのですが、ヴァリアントルールとして、カードに本が描かれている場合は、コマを取るのではなく名前を呼ぶ、というルールも用意されています。
ジャングルスピード
とにかく反射神経が問われる3~15人用のゲームです。
各自が山札を持っており、手番では1番上をめくります。もし、めくったカードがすでにどこかにあればテーブル中央に置いたトーテムを取ります。負けた方は捨札とテーブル中央に置かれたカードを引き取ります。
カードの中には全員が一斉にトーテムを取りにいく指示もあるため、常に油断ができません。自分の山札がなくなったプレイヤーの勝利です。
真剣にやると頻繁に手がぶつかるので、爪にはよく注意した方がいいです。興奮してくるとトーテムを吹っ飛ばすこともあるので周りにも注意です。
ハムスターロール
内側に仕切りがついた大きな黄色い輪に、さまざまな形の積み木をバランスよく乗せていきます。
最初に黒い円錐コマを輪の下に置きます。そこからは手持ちの中から1つを2区画以上離れたマスに乗せます。置く場所は輪なので、置けば置くほど転がっていきます。そういう危ういバランスの中で積み木を置いていき、もし落としてしまったらそれらを引き取ります。
こうして最初に手持ちのコマをすべてなくしたプレイヤーの勝利です。
ドデリド
場に出ている3枚のカードを見て、多数なのが何かを宣言していく2~6人用のゲームです。黄色、ピンク、緑色、青色、白色のいずれかの色がついた5種類の動物カードがあります。
順番に1枚ずつカードを出していき、3枚になったところで多数派を答えます。色ならばその色を、動物ならばその動物の名前を言います。もし、色も動物も多数になっていれば「ドデリド」と宣言します。間違ったり、口ごもってしまうとアウトです。
得手不得手がはっきりするゲームで、苦手な人は答えを聞いても「え?あ、ああ……」となかなか理解するのが難しいです。
カードを4枚にしてさらにルールが増えたドデリドエクストリームもあります。