今年遊んだトリックテイキングをまとめて、その中から面白かったもの、印象に残ったものをピックアップします。
2019年ピックアップ4作品
ポンプ消防隊
3~5人用のトリックテイキングです。
国産ゲームにも関わらず、輸入ゲームのような見た目で英語タイルに日本語用シールがついています。さらに和訳ルールも見覚えがあるデザインで小箱の和訳つき輸入ゲームを買ったことがある人ならば、思わずクスッとくるはずです。
シンプルなマストフォローのトリックテイキングですが、クリアすべき課題が設定されており、それによりボーナス点が入ります。上手いこと棲み分けができると、みんなで課題達成できるのが面白いです。
カードは配りきりではないので、完全なカウンティングはできません。また、課題はあらかじめ宣言する必要がないので、ゲーム中に「やっぱりこっちにしよう」ということが可能です。
昨日はヤギ戦争とポンプ消防隊とたたらばと森を。ポンプ消防隊は4~5人用のトリックテイキングなのだがプレイ中に「あー、これはよくできてるわ」といってしまうほど良かった。他のメンツにも好評。
— ゴクラクテン (@gokurakuten) May 24, 2019
フォッペン
緑のパッケージでお馴染みのフリードマン・フリーゼによる4~8人用のトリックテイキングです。
そのトリックでもっとも小さい数字を出した人がフォッペンになり、次のトリックに参加できません。これを繰り返し誰かの手札がなくなるとラウンド終了です。
残った手札はマイナス点になるのでいかに上手くビリを逃れるかがポイントになります。
手札を出し切ることが目的なので何トリック取ったかは関係ありません。この辺はトリックテイキングとしてはめずらしいです。
シュナプセン
トランプを使った2人用のトリックテイキングです。
全20枚しか使用しないのですが、メイフォローからマストフォローに変わったり、特定の手札を公開するマリッジがあったり、途中でゲームを終わらせる勝利宣言があったりとかなり個性が強いです。
ラウンドの終了パターンがいくつかあるため、かなり複雑ではありますが2人用トリックテイキングの最高峰の1つといっても過言ではありません。
トリックテイキング経験者にぜひ試して欲しいです。
シュナプセンはトランプ20枚しか使わないのに、あんなに戦略性が高いのが驚き。
— ゴクラクテン (@gokurakuten) October 12, 2019
アメリカンブックショップ
スートが本になっている3~5人用のトリックテイキングです。
マストフォローのトリックテイキングですが、大きな特徴はカードの合計値が規定値以上になるとトリックが終わってしまうことです。
たとえば、3人だと14以上になるとトリックが終わるので、1人目が10、2人目が4を出すと3人目まで回ってきません。この場合は4を出した人がトリックを取り、次のリードを行います。
さらに得点計算も変わっており、基本的には1枚マイナス1点です。ただし、そのスートを1番多く持っていれば1枚1点になります。中途半端にトリックを取るとどんどんマイナスが増えてしまうので見極めが重要です。
強いカードを持っていればトリックに勝てるという前提がくつがえされたトリックテイキングで、かなり印象に残りました。
2019年に遊んだトリックテイキング一覧
- ドッペルコップ
- ブラックスパイ
- 妖怪セプテット
- エッベス
- ボトルインプ
- Trick’n Trouble
- トランプ、トリックス、ゲーム
- ペーターと2匹の牧羊犬
- 森の中のキツネ
- ボヘミアンシュナイダー
- シャーフコップ
- ゴラスマキシマス
- ヤギ戦争
- ポンプ消防隊
- イタリアン・ホイスト
- 大聖堂カードゲーム
- フォッペン
- タイムパラトリックス
- ジンバブエトリック
- ブリスコラ
- スーパートランプ
- スリートリックス
- モプセン
- シュナプセン
- ソムニア
- 地下迷宮と5つの部族
- アメリカンブックショップ