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トランプを使ったおすすめトリックテイキング10選

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一昔前に比べ、トリックテイキングはだいぶメジャーなジャンルになり、日本国内でも毎年たくさんの新作が登場しています。ここ数年はゲームマーケットがあるたびに「今年はトリックテイキングが多い」といった言葉がよく聞かれるようになりました。

そこで今回はあえて新作トリックテイキングではなく、トランプを使ったトリックテイキングについて紹介します。

最近トリックテイキングを知った人だと、遊んだことがないゲームも多いと思うため、ぜひ試してみてください。

  1. スーパートランプ
  2. クラバヤス
  3. ノルウェージャンホイスト
  4. ネイブ
  5. ナインティナイン
  6. ファイブハンドレッド
  7. スカート
  8. ウルティ
  9. スリートリックス
  10. ドッペルコップ
この記事は、Trick-taking games Advent Calendar 20241日目のエントリー記事です。

トランプのおすすめトリックテイキング

スーパートランプ

前半と後半にゲームが分かれている2人用トリックテイキングです。

前半は手札を13枚ずつ配ります。その後、一方が今回のトランプ(切り札スート)、もう一方がスーパートランプ(切り札になる数字)を決めます。

マストフォローのトリックテイキングを行い、トリックを取った方は山札の1番上で公開されているカードを、負けた方は山札の上にある公開されていないカードを補充します。山札がなくなると前半終了です。

後半もマストフォローのトリックテイキングですが、手札の補充はありません。

前半は1トリック1点、後半は1トリック2点で得点計算し、合計が多い方の勝利です。

ジャーマンホイストをもとに、前半戦により意味を持たせたトリックテイキングです。ルールもわかりやすく、2人用なので気軽に遊びやすいです。

>>スーパートランプについての詳細

クラバヤス

ビッドやメルドといった要素がある2人用のトリックテイキングです。

ビッドは一般的な「○トリック勝つ」というものではなく、切り札の指定になっています。メルドは手札の中に連続している数字があればシークエンスとして公開して得点を獲得します。

その後、マストフォローのトリックテイキングを行います。切り札でリードされた場合、それよりも強い切り札でフォローしなければならないというルールになっています。また、リードされたスートを持っていない場合は、必ず切り札でフォローしなければなりません。

ほかにも「ベラ」など、あまり聞いたことがない要素が入っているため、トリックテイキングに慣れた人向けのゲームです。

自作したリファレンスを下記の記事で公開しているため、興味がある人は参照して遊んでみてください。

>>クラバヤスについての詳細

ノルウェージャンホイスト

ノルウェージャンホイストは将校スカートのように場に手札が並んでいるのが特徴です。

各プレイヤーの前に裏向きにカードを並べ、さらにその上に表向きのカードを並べていきます。これも手札となり、自分が手に持っているカードと同様にプレイできます。

場に並んでいるカードをプレイした際、下にカードがあればそれを表に公開し、新たな手札として使えるようになります。これを繰り返し、すべてのカードをプレイするとゲーム終了です。

できるだけトリックを取るハイゲームと、できるだけトリックを取らないローゲームがあります。

お互いの手札情報が共有された状態でプレイする変わり種です。ただし裏向きのカードがあるため、なかなか思い通りにはいきません。

>>ノルウェージャンホイストの詳細

ネイブ

オーソドックスなルールの3人用トリックテイキングです。

マストフォローのトリックテイキングで、1トリック1点に加え、4枚の「J」がマイナス点になっています。そのため、基本的にはトリックを取ることを目指すのですが、Jが含まれるトリックは避けなければなりません。

J4枚の行方さえ把握しておけば、十分に楽しめるゲームです。

1つのゲームでトリックを取ること、トリックを取らないことを体験できるので、トリックテイキングの導入としてもおすすめです。

>>ネイブについての詳細

ナインティナイン

手札でビッドをするめずらしいトリックテイキングです。

クラブが3、ハートが2、スペードが1、ダイヤが0として3枚を使ってビッドを行います。

たとえば、4トリック取ることを目指すならば「ハート・ハート・ダイヤ」「クラブ・スペード・ダイヤ」「ハート・スペード・スペード」のような感じでビッドします。使用したカードはプレイには使えません。

ビッドに使用したカードがプレイに使えなくなるのが悩ましく、勝てそうなのに高いビッドができなかったり、勝てそうにないのに高くビッドせざるをえなかったりと、ままならなさが面白いです。

ビッドしたカードを公開するデクレアや、さらに手札もすべて公開するリビールなど、高得点をめざせるプレミアム・ビッドもあります。

>>ナインティナインの詳細

ファイブハンドレッド

3人で遊ぶのが基本ですが、2~6人で遊べるルールも用意されています。

ビッドに勝った人がデクレアレーとなり、残りの2人は協力してデクレアラーの目標達成を阻止します。デクレアラーは宣言した以上のトリックを取ることができれば目標達成です。その場合、ビッドした分の得点を獲得します。デクレアラー以外は獲得トリック数に応じて得点を獲得します。

カード点がなく、獲得したトリック数だけを数えればいいのでわかりやすいです。

日本ではそこまで知名度はありませんが、専用デッキが存在します。

>>ファイブハンドレッドの詳細

スカート

トリックテイキングを代表するゲームの1つです。

3人用のゲームで、独特なビッドが必要になるため慣れるまではリファレンス必須です。ビッドで勝ったプレイヤーがソロイスト(単独プレイヤー)になり「スートゲーム」「グラン」「ヌル」などの今回のゲームを決めます。

その後、ソロイスト対ほか2人でマストフォローのトリックテイキングを行います。

「カードの強さ」「ビッド」「ゲーム点」など慣れるまでにかなりの回数を要しますが、そうするだけの価値があるゲームです。

>>スカートの詳細

ウルティ

専門用語が多いトリックテイキングの中でも随一に用語が多いゲームです。

ソロイストを決めるためにビッドを行うのですが、これがかなり独特です。初めは手札から2枚捨ててビッドをするのですが、次の人は捨てられた2枚をいったん手札に加え、また2枚捨ててからビッドをします。

これをほか全員がパスするまで繰り返します。

人が捨てたカードには価値がないように思えますが、トリックを取りにいくゲームと、負けにいくゲームがあるため、強いカードにも弱いカードにも価値があります。そのため、他方にはいらないカードであっても、もう一方には有益なカードというめずらしい構図ができあがります。

トリックテイキングを相当遊んだ人向けのゲームです。もし興味があれば下記の記事からリファレンスをどうぞ。

>>ウルティの詳細

スリートリックス

4人用のシンプルなトリックテイキングです。

切札なし、マストフォローのトリックテイキングで3トリック取ることを目指します。1トリック1点、2トリック4点、3トリック9点で、0トリックはマイナス5点、4トリック以上は取った数だけマイナスです。

4人で13トリック行うため、最低でも誰か1人は失敗するようにできています。これを4ラウンド行い、合計得点がもっとも多いプレイヤーの勝利です。

取りすぎたときのマイナス点がかなり大きいため、最後まで油断できないゲームです。

>>スリートリックスの詳細

ドッペルコップ

2対2か、1対3で戦う4人用のトリックテイキングです。そのラウンドで味方が誰なのかはゲーム中に判明します。

2セットのトランプを使用し、その中から各スートの2~8を抜き、ジョーカーは使用しません。

ゲームの種類は大きく分けて4種類、細かく分けると12種類あります。どのゲームをするかにより、カードの強さが変わります。

用語が多い上に、特殊なルールも多く、覚えることは膨大です。

ただ、覚えてしまえば1ゲーム4時間以上じっくり遊べます。

>>ドッペルコップ入門

トランプを使ったトリックテイキングのまとめ

トランプを使ったトリックテイキングを10個紹介しました。

今やトリックテイキングは人気ジャンルの1つと言っても過言ではないですが、トランプのトリックテイキングはそこまで遊ばれている印象はありません。

簡単に手に入るトランプでいろいろな遊びができるため、トリックテイキングに興味がある人は、ぜひこの中から遊んでみてください。

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ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。