2019年に遊んだボードゲーム・カードゲーム延べ約350タイトルの中で、特に面白かった・印象に残ったゲームをまとめました。対象は2019年に初プレイしたゲームです。惜しくも選外になってしまったゲームについても書いています。
2019年ピックアップ10選
デクリプト

味方チームには伝わるように、相手チームにはバレないようにヒントを考えるチーム戦のゲームです。相手のお題が見破れたときの気持ちよさは相当なもので、最近のオープン会での定番になっています。

フランチャイズ

1960年代のアメリカを舞台に自分のフランチャイズをどんどん広げていきます。一般的なゲームでは後半になるほど収入が多くなっていきますが、フランチャイズでは得点化することで減少していきます。電力会社のようなネットワークビルドが好きな人にオススメです。

ポンプ消防隊

さまざまな課題達成を目指すトリックテイキングゲームです。プレイヤーごとに違う課題を達成することができるので、手札が強い人と弱い人が同時に達成することができます。課題はあらかじめ決めなくていいため、ゲーム中に方向転換することも可能です。

ポセイドン

18系、18××と呼ばれる鉄道ゲームのシリーズの1つです。ポセイドンでは鉄道ではなく、船を使って航路を広げていきます。18系の中ではかなりシンプルなルールで、プレイしやすいです。

HADARA(ハダラ)

カードを獲得して文明を発展させていくゲームです。たくさんのカードがありますが、テキスト効果がなく、ほとんどが数字だけなので分かりやすいです。収入、軍事、文化、食料と4つあるパラメータのどこを上げていくかが悩ましいです。

City of the Big Shoulders(シティ・オブ・ザ・ビッグショルダーズ)

個人と会社のお金が別になっている経済ゲームです。株の売買といった定番要素がありますが、メインはワーカープレイスメントです。資源や資金を集めつつ、上手く会社を運営していきます。

十二季節の魔法使い

テキスト効果満載のTCGのようなゲームです。ドラフトで初期手札を選び、ゲームはダイスドラフトで行います。前々からタイトルは知っていたのですが、今年初めて面白かったので拡張も2つ購入しました。

PARKS(パークス)

ハイカーとなってアメリカのさまざまな国立公園を訪問します。一方通行のアクションエリアを好きなだけ移動して、トークンを集めます。シンプルなルールながら、どこまでハイカーを動かすかが悩ましいです。カードやトークンといったコンポーネントがきれいなのも特徴です。

ティーフェンタールの酒場

デッキ構築、ダイスドラフト、ダイスプレイスメントとルールを聞いただけで「こりゃ面白いだろうな」と分かるゲームです。複数の拡張モジュールが用意されており、どんどん要素を加えていくことができます。

シュナプセン

1715年に登場した古典のトランプゲームです。2人用トリックテイキングで、なかなか複雑なルールなので慣れた人向けのゲームです。独自要素も多いので、トリックテイキング好きな人に遊んでみて欲しいです。

選外で印象に残ったゲーム
cide:box LITE #1 みならい姉妹となかなおりの森編
謎解きゲームです。答えを専用サイトに入力していくことで、ゲームが進行していきます。持ち帰りの謎解きはいくつか遊びましたが、この作品が特に印象に残りました。
ラマ
場にある数字と同じか、1つ上を出すだけというシンプルなカードゲームです。手札に残ったカードはマイナスになるため、どこで降りるかがポイントです。

トリックと怪人
それぞれが出したカードの中で、どれがもっとも大きい数字かを予想します。ただし、さまざまな特殊効果があるため、一筋縄ではいきません。

アメリカンブックショップ
トリックテイキングなのですが、各自が出したカード合計が一定値を越えるとトリックが終わってしまうのが特徴です。そのため、場合によっては自分が出す前にトリックが終わってしまう独特なゲームです。

サン・ドニ
4人専用のワーカープレイスメントです。アクションのコストが置かれたコマの数によって変わっていきます。かなり独自性を感じたため、強く印象に残りました。

2019年を振り返って
同人ゲーム(インディーズゲーム)のレベルが高くなっているのを年々実感しています。こういったゲームは一度機を逸すると入手するのが困難なため、最近では気になったタイトルは積極的に買うようにしています。
今年5回以上遊んでいるタイトルは、デクリプト、ギズモ、ラマ、深い谷の酒場、テラフォーミングマーズ、トレインズ、トリックと怪人と、ベスト10に入っているゲームが多いです。
他に印象に残ったタイトルとしては、外国語の発音が日本語で何と聞こえるかを答えるホッタイモイジンナ、協力型の紙ペンゲームのピップランタン、今年のベストに挙げている人も多い重量級ワーカープレイスメントのバラージなどがあります。
また、今年はPnP(プリント&プレイ)のゲームにも手を伸ばし、タイニーフォーミングマーズやFloor Plan、RECON MISSIONなども遊びました。実は他にもいくつか印刷はしているのですが、まだ遊べていないので来年こそはプレイしたいですね。
果たして2020年はどんな面白いゲームが待っているのでしょう?

