人気ボードゲームの難易度を比較してみました。参照にしたのはアメリカのボードゲームサイトBGGです。これから遊びたいゲームや気になるゲームの難易度がどのくらいの難しさなのか参考にしてみてください。
BGG Weight 4.01~
4.39 スルー・ジ・エイジズ(2015)
古代から現代まで文明を築いていくゲームです。建物や指導者といったカードを取得して、自分の文明を発展させていきます。カードの種類が多く、展開が大きく変わるため、繰り返し遊ぶことができます。
ただし、処理が複雑なため、アプリで遊んでいる人が多いです。
4.31 ガイアプロジェクト(2017)
ファンタジーを舞台にしていたテラミスティカに対し、ガイアプロジェクトは宇宙が舞台になっています。ベースとなる部分はかなり似通っていますが、さらに展開が豊かになっています。
4.20 フードチェーンマグネイト(2015)
ファストフードチェーンのオーナーとして、スタッフを雇ったり、お店を建てたり、広告を売ったりして、誰よりも多くの売上を上げることを目指します。食べ物をお客さんの家まで届けるのですが、その辺の処理が複雑です。
BGG Weight 3.51~4.00
3.94 テラミスティカ(2012)
さまざまな特殊能力を持った種族を扱い、マップ上に建物を建てたり、地形を変換したりして、影響力を広げていきます。ワーカープレイスメント、陣取り、リソース管理など、さまざまな要素が詰まっています。拡張により、さらに種族や要素が増えます。
3.92 ブラス:バーミンガム(2018)
産業革命を背景にさまざまな建物を建てたり、線路を敷いたりして、お金や得点を集めます。前半と後半で建てるものが変わり、前半で建てたものはほとんど後半でなくなってしまう特徴があります。2007年に登場したブラスの続編に相当します。
3.84 オーディンの祝祭(2016)
日本でも人気が高いデザイナー、ウヴェ・ローゼンベルクによるワーカープレイスメントです。たくさんのアクションスペースによる膨大な選択肢、さまざまな効果をもつカードとボリューム満点の作品です。
3.81 ケイラス(2005)
ワーカープレイスメントの元祖と言われることも多い名作です。15年以上前の作品でありながら、今遊んでもしっかり面白さを感じさせます。ルールが簡略化されたケイラス1303が2019年に登場しました。
3.70 グレート・ウエスタン・トレイル(2016)
職人や技術者などを雇い、どんどん会社を大きくしていくゲームです。デッキ構築を初めとしたさまざまな要素が詰まっており、ルールはやや複雑です。人気タイトルで拡張も出ています。
3.64 アグリコラ(2007)
たくさんの派生作品がある大ヒット作品です。膨大な種類のカードを使い、農場を経営します。拡張や新版、ファミリー、2人用など多くの作品が日本語化されています。中毒性が高く、アグリコラばかりを遊んでいる人も少なくありません。
BGG Weight 3.01~3.50
3.39 サイズ 大鎌戦役(2016)
1920年の架空のヨーロッパを舞台にしたゲームです。各国ごとに形の異なるフィギュアを使い、もっとも豊かな国家となることを目指して、他の国々と競います。たくさんの拡張が出ている人気作品です。
3.28 プエルトリコ(2002)
BGGで長きに渡って1位に君臨し続けた名作です。1人がアクションを選び、そのアクションを他全員が行うヴァリアブルフェイズオーダーは多くの作品に取り入れられています。
3.27 電力会社(2004)
日本でもファンが多いフリードマン・フリーゼの代表作です。電気の送電をテーマに、発電所を競り落とし、燃料を購入して、誰よりも多くの都市に電気を送ることを目指します。さまざまな拡張マップがあり、こちらも新版が出ています。
3.23 テラフォーミング・マーズ(2016)
膨大な種類のカードを使いこなし、火星を開拓していきます。国内でも多くのファンがおり、これをきっけかにKickstarterにチャレンジした人も多いのではないでしょうか。
3.06 オルレアン(2014)
カードで行っていたデッキ構築をチップで行うバッグビルディングにした有名作品です。袋からチップを引き、それをボードに配置してアクションを行います。
3.06 エルグランデ(1995)
エリアマジョリティ、陣取りの名作と名高い作品です。さまざまな特殊効果を使いつつ、ボードにコマを配置していき、それぞれのマジョリティを競います。トークンを隠すために使う塔のコンポーネントが特徴的です。
BGG Weight 2.01~3.00
2.92 ワイナリーの四季(2015)
ワイナリー運営を行うワーカープレイスメントです。地道にワインを出荷するよりカードで得点を取った方が効率がいいため、その辺りで評価が分かれるところです。拡張であるラインガウのカードを使うと、多少はバランスが是正されます。
2.58 イスタンブール(2014)
リュディガー・ドーンの代表作です。いわゆるドーン歩きと呼ばれる特徴的な移動方法で、資源や宝石を集めて得点に変えていきます。拡張を加えることでマップが広がっていきます。
2.36 ドミニオン(2008)
デッキ構築のブームを起こしたエポック的作品です。デッキを作っていくという部分に焦点を当てて、大人気作品となりました。ドミニオン以降、さまざまなデッキ構築ゲームが登場しました。
2.36 カタン(1995)
2つのダイスを振り、資源を集めて建物を建てていく人気作品です。さまざまな拡張や派生作品が登場し、これをきっかにボードゲームを始めた人も多いです。
2.34 パンデミック(2008)
世界を疫病から救う協力ゲームです。各自がさまざまな役割を担当して、世界中を飛び回ってワクチンを作ります。運要素がかなり強いですが、その分達成したときの喜びもひとしおです。たくさんの派生作品が出ており、もはや疫病と関係ないタイトルも多いです。
2.33 世界の七不思議(2010)
カードドラフトの代表作です。各自が世界の文明を担当して、資源や得点を生み出すカードをプレイしていきます。多くの拡張があり、2人用のデュエルもあります。
BGG Weight 1.01~2.00
1.94 カルカソンヌ(2000)
タイルをめくってつなげていくというシンプルなルールながら、考えどころが多いゲームです。こちらも人気作でたくさんの拡張が出続けています。
1.84 宝石の煌き(2014)
宝石トークンを取得し、それを使ってカードを獲得して、どんどん拡大再生産していきます。この作品からどっぷりボードゲームにはまった人も多いです。この作品以降、拡大再生産の表現として「宝石の煌きのような」と言われることが多くなりました。
1.79 アズール(2017)
見た目のきれいさから多くの人の注目を集めたゲームです。見た目はきれいですが、勝とうとすると相手の嫌がることを考える必要があります。そのため、ゲーマー同士で遊ぶと非常に重苦しい展開になります。
1.20 ラブレター(2012)
2枚の手札のうち、どちらかをプレイして、また補充するというシンプルなルールのカードゲームです。シンプルながら考えどころもあり、万人が楽しめる仕上がりになっています。さまざまなコラボモデルがあり、ちょっとずつルールに違いがあります。